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沿岸急行船・乗船レポート 4日目

■4日目 北極圏通過儀式とボードーの町、ロフォーテン諸島

ヨールンフィヨルド
©船旅見聞録

いよいよ北極圏に突入し、北の国で暮らすことを感じる

朝、北極圏(北緯66度33分)に突入。ここから北はARCTICと呼ばれ、夏には太陽が沈まない白夜、冬には太陽が昇らない極夜があります。北の国にやってきた!という実感がわきます。ベルゲンから比べ、どんどん日が短くなってきています。

船上では北極圏通過儀式が行われ、海の神様から荒々しい寒ーい洗礼を受けました。

ボードーの町ではセカンドハンド・ショップでお宝探し、スヴォルバールではアイスバーで乾杯と一日を満喫しました。


朝、いよいよ北極圏に突入しました。デッキに出てその瞬間を待っていると、小さな島に北緯66度33分を示す地球儀のモニュメントが現れました。ここを通過したらいよいよ北極圏です!船上で北極圏通過儀式が開催されました。海の神様ニョルズが現れ『寒い世界へようこそ!』と氷水をかけると、洗礼を受けた人からぎゃあーという絶叫が聞こえてきます。冷たい思い出は一生忘れられないかもしれません?前日に応募した北極圏通過時間を当てるクイズで、一番近い時間を当てた人にはプレゼントがもらえます。残念ながら外れてしまいました。。。北極圏に入った記念日には、ショップの近くでシップのオリジナル消印を押してくれるサービスがあります。フッティルーテンは郵便を運んでいるので、特別の消印があります。私も絵葉書を書きました。普段、手紙を書くことがなくなってしまったので、相手を考えながら文章を書くのは新鮮な気持ちです。



お腹がすいたころ昼食タイム。レストランがオープンする時間内であれば好きな時間に行けばOKです。昼食はブッフェスタイル。メニューはサラダなどの生野菜やサーモンやハムの前菜、サラダ、スープ、パン、ポテト、魚やお肉などのメインディッシュ、デザートなど。たくさんの種類から選べるのが嬉しい。毎回暖かいスープが用意されていて、お味噌汁文化の日本人的にはほっとする瞬間です。フレッシュでヘルシーな野菜料理も充実していて、脂っぽくて重すぎる・・と感じることはありませんでした。ノルウェーではこの十年ほどで急激に食のレベルが急上昇しているように感じます。ブッフェだと好きなものを選べるので、最初は欲張って食べ過ぎましたが、数日たつと自分のペースが分かってきて自分のお腹の具合で調整出来るので、体調管理も楽々です。



午後はボードーに寄港しました。街には近代的な建物が並んでいます。ノルウェーの北極圏以北の町はほとんどが第二次世界大戦の爆撃で破壊されてしまったため、ほとんど古い建物は残っていません。ザ・観光地ではない普通のノルウェーの街ってこんな感じか~とぶらぶらと街を散策。ノルウェーといえばノルウェー・セーターが有名です。品質が良く20年くらいは着ることが出来るので、自分への旅の記念に購入するのがおすすめ。ノルウェーは物価が高いのでセール品やセカンドハンズショップだとお得にお買い物が出来るかもしれません。夕食後はロフォーテン諸島の街スヴォルバールでMagic Iceという氷でできたバーを訪れてみました。何から何まで氷で出来ていて、氷のカップで出来たカップで乾杯!フッティルーテンのオブジェもあります。寒いけれども(ケープを貸してくれます)心と体が暖かになり、ほろ酔い気分で船に戻りました。深夜、アウトドアデッキでフィッシュケーキの試食。さつま揚げをた食べながら狭いトロルフィヨルドの入り口のライトアップを見学。残念ながらオーロラは出現しませんでした。