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ローヌ川クルーズ・乗船レポート 6日目

■6日目 人気のボジョレー村で地元ワインをテイスティング、自分だけの小都市マコンを思う存分堪能


朝はマコン観光です。フランス中部の街のことはまるで知らなかったのですが、古くからの小さなの街が多く点在している事を知りました。こうした街は総じて富裕とは言いがたいですが、十分に綺麗で近代的です。そしてやたらと建て直さず、100年以上の長い単位で使われてる建物が多いことです。つまり、出費が少なくても裕福であれば過剰な経済成長はいらない。ヨーロッパの地方都市を見ているといつもそんな事を感じます。マコン、今度は2日くらい滞在したいです。



毎回これ以上はないでしょと思うのですが、それ以上を持ってきます。Hake goujonnetteという白身魚をのバターソースソテーがメインでしたが、銀鱈に相当する油の乗りのさっぱり&まったりなゴージャスな一品でした。

デザートは焼きリンゴとアイスクリーム。このマッチングも新しい体験です。



午後はクルーズのハイライト、ボジョレー村です。緩やかにうねった高原のような地形に緑の葉が咲き誇っています。やはり空気が乾いている土地柄なのか、日本とは比べようもない鮮やかな空の青さに感動します。ローヌ川方面は地平線が見渡せます。素晴らしい風景です。このツアーのメインはボジョレー・ヌーボーを世界的な流行に押し上げたワイナリー、デュブッフのワインテーマパークです。ボジョレーの製法、デュブッフの成功の秘訣。いろいろな事を知ることができました。一つ例を挙げるとボジョレー地区のそれぞれの村で作られたワインを、個別のブランドとして売出し、地域全体の売上を向上させました。自社だけでなく地域全体を豊かにするために、最前線を走る。素晴らしい仕事です。ちなみに日本はデュブッフの最大手取引国です。日本人だというと、大歓迎されました。



夜は待望のガラディナーです。ワインもアップグレードされ、前菜はフォアグラのパテ。日本で出される3倍ほどのサイズです。牛肉の赤みステーキ、そして白身魚のすり身のオーブン焼き。リヨン名物のクネルです。上質なリヨン料理が楽しめました。そして最後がクルーズのお約束、ベイクドアラスカ。アイスクリームをバタークリームとメレンゲで包んだ焼きケーキです。正直、過去のクルーズでこのデザートを美味しいと思ったことはありません。一度も…。それが、今回覆されました。まったく期待していなかったのですが、こんな美味しいバタークリームは初体験です。加えてアイスクリームも全く溶けていない状態でテーブルに運ばれてきました。外側の香ばしさとアイスクリームの冷たさのギャップも楽しめました。クロワジーヨーロッパ、本気で感動です。