深夜、羽田を出発し早朝ホーチミンに到着。LCCのベトジェットに初めて搭乗しました。機内は狭かったけれどもお安めだったので、数時間のフライトであればまあいいかな?ホーチミン空港はとても混んでいて、入国審査に1時間30分もかかりました。メコン川沿いのリバティー・セントラル・リバーサイドホテルへ。少し早く到着したのでホテルに荷物を預かってもらい散策に出かけました。12月でも南国の太陽は日差しが強い。歩くとじっとりと汗をかきます。ベトナム名物のバイクが多く、道を渡るのも少し緊張します。屋台では学生たちがおしゃべりしながら昼ご飯を食べていました。日本の場合お弁当や給食が多いですが、ベトナムでは学校の近くに屋台がやってくるシステムのようです。同じアジアでもこういう違いを発見するのも旅の楽しみのひとつですね。お土産屋さんをのぞいてみましたが、10数年前には手刺繍の素敵な雑貨がたくさんありましたが、ほとんどがミシン刺繍になっていました。きっと大きな工場で多量生産の衣服を作る方がお給料もいいのでしょう。時代の流れとはいえ、少し残念な気持ちに。11:30にホテルに戻り、レストランへ。冷房最高!クルーズディレクターのニコ(フランス人)から、まずはお昼食べてね!ということでブッフェ形式の昼食。ベトナム料理あり、カラフルなベトナム寿司もあり、美味しかったです。
昼食後は、ホーチミン観光へ。チョロン地区(中華街)を散策します。漢方薬屋さんからは独特の香りがぷーんと漂ってきます。ビンタイ市場は狭い通路に商品が積み上げられ、通り過ぎるのも一苦労。エリアごとに布、靴、キッチングッズ、食品包装パッケージなどに分かれています。価格は要交渉システムでローカルの人向けなので価格もお安めのようです。近くのお寺には渦巻き状の線香が吊るされていました。線香は願いをかけて奉納するんだそうで、華僑ガイドのヴィンさんは『中国人は本当にお金が大好きなんです!お金は神様と同じくらい大事です。』と強調していました。一生懸命に働き、お金を稼いで貯めたお金を、生まれ故郷に寄付をするのが成功者の証とのこと。ヴィンさんは20代で若く、自分の世代は少し価値観が変わってきていて、お金儲けよりも楽しく自由な時間を大事にしたい人が多いかなとのことでした。
夕方港でMS InsochineⅡに乗船。こじんまりとしたシップですがとても快適です。サン・デッキに出れば、そよ風が気持ち良く、これから旅が始まるなあという期待に胸が膨らみます。夕食はスープ、春巻き、チャーハン、厚揚げ、ビーフの盛り合わせ、フルーツの盛り合わせ。量もちょうどよく、繊細な味付けで大満足。お腹がいっぱいになって、長い一日が終わりました。快適なベッドでぐっすりと休むことが出来ました。客室の温度は低めに設定されていたので、寒くなって、深夜に目覚めてしまいました。室温は高めに設定するかタイマーが必須です。